これはプレースホルダーです。実際の記事に差し替えてください。固定された読み物 パネルがきちんとスクロールするか確認できるよう、長めにしてあります。
登山口まで
旭岳温泉からロープウェイで上がる。森林限界より上はガレ場と噴気孔ばかりで、 天気は前触れなく変わる。
ロープウェイより下はまだ森が深く、他の日本の山と変わらない。だがその上では 火山が本性を見せる。硫黄で岩は黄色く染まり、遮るもののない風が吹きつける。
多くの人は山頂で引き返す。縦走はそこから始まる。
2日目:長い稜線
縦走の核心部。コルから先に水場がないので、最後の沢ですべて汲んでいく。
稜線自体に技術的な難しさはない。ただひたすら長く、全区間が吹きさらしで、 ガスに巻かれても逃げ場がない。ペース配分は、それが効いてくる何時間も前に 決まってしまう。
実際の文章が入ったら、ここに引用を置いてもいい。
夕方近く、小屋が遠くに小さな影として見えはじめる。そしてその影は、 思っているよりずっと長いあいだ小さいままだ。
天気と、その待ち方
北海道の山は自分で天気を作り、予告なく変える。5日のうち動けたのは2日で、 残りは動くかどうかを決めるための時間だった。
谷を三つ隔てた場所の予報は、いま立っている場所の予報ではない。信用できるのは 頭上の稜線にかかる雲の動きだけだ。
次に行くなら
どの山行にも必ずある反省点のリスト。
- 1日目の水は減らし、2日目に回す。
- 必要だと感じるより早く出発する。
- 予備日は「余り」ではなく、天気のために最初から確保する。
- トムラウシの下りを甘く見ない。地図の印象より長い。
下山後
終点の道路は、どこからも遠い。入口より先に出口を決めておくこと。バス路線が あること自体が不思議な場所に下りるので、時刻表もそれなりだ。
